BLOG

M様邸 漏水改修工事

以前よりリフォームで何度もお世話になっているM様邸。
実は強風を伴う大雨の日だけ、1階のダイニングに漏水があり悩んでおりました。
今回、その改修を行い無事に解決出来ましたのでご紹介いたします。

漏水箇所の直上にベランダがあります。
今までに床の防水改修や外壁の塗り替え時に防水処理の打ち増し等は行っておりましたが、解決には至っておりませんでした。

M様と相談し、一度ベランダの笠木を外してみようという事になり外してみました。
すると防水紙は劣化により網戸のようなメッシュ状になっていました。
また、外壁材と防水紙の間の隙間ですが、漏水が疑われる部分のベランダ内側だけコーキング処理がされておらず、色々と原因が見えてきました。

そこでまずは隙間をコーキング材で埋め、既存コーキングの打ち増しや防水テープを貼りました。

その上に防水紙を貼り、写真には残っていませんでしたが不燃材のケイカル板を貼り、端部の防水処理も重ねました。

最後に新しいガルバリウム製の笠木を取付、完了です。

以上、M様邸の漏水改修工事のご紹介でした。
この工事を行った後に何度か防風雨がありましたが、漏水は起こらなかったと報告を受けました。
完全に治ったかは経過観察になりますが、おそらく大丈夫だと思います。

今回の漏水原因ですが、透湿防水紙の劣化とコーキング処理の不足だったと思います。
最近は漏水対策も徹底しているのでこういった事は無いと思いますが、築25年ぐらいの建物の場合は処理方法にもバラツキがあるので、様々な原因を想定する必要があると思いました。

最後にM様、今回もお世話になりました。
引き続きよろしくお願いいたします。